ひとりがたり

なんか喋ってるな程度に思ってください

脳内お花畑オタクになりたいのになりきれなくてしんどい

まず皆さんに質問します。

 “脳内お花畑オタク”という言葉にどんなイメージを抱きますか?

 

推しや自担を全肯定する系オタクといった感じかもしれない。

「めちゃくちゃいいオタクじゃん」という感想を持っているかもしれない。

 

しかし、こういったイメージもあるのではないだろうか。

 ・素行や態度の悪さなどの応援している対象のマイナス面が見えてない(もしくは見えてるけど敢えて気付かないようにしている)

 ・推しや自担に不祥事・スキャンダル・炎上が起きても見て見ぬ振り

実際このように揶揄されていることもオタク界隈では少なくないと感じている。

 

私は脳内お花畑オタクの類いにカテゴライズされていると自分でも感じている。

たくさん推しや自担が存在するタイプの人間だが、基本的な応援スタンスとしては

この世に存在してくれてありがとう(合掌)」である。

ほとんど3次元の人たちが推しなので、

アイドルだったら「キラキラなパフォーマンスしてくれてありがとう」

スポーツ選手だったら「その競技に携わってくれてありがとう」

お笑い芸人だったら「笑わせてくれてありがとう」

彼ら彼女らの活躍する舞台に居続けてくれること、その職業を選んで行っていることによって、私の人生は一層楽しいものになっている。

だから推したちの行動や言動に関しては、割と肯定している(法に触れることはアウトだけど)

 

昨今オタクをしていくについて欠かせないのは情報である。

この令和の時代、TwitterなどのSNSで情報をいくらでも発信できるし拡散もできる。そしてインターネットを通じて調べることもできる。

私は、推しが出る番組や、新しく出るCDやDVD、そしてYouTubeに上げた動画に対しての世間の反応が知りたくて、Twitterで定期的にパブサ(Public seach・・・ウェブ検索エンジンなどで著名人や友人などの特定他者の名前を検索する行為の意味で用いられる語。 いわゆるエゴサーチの他人版)をしてしまう。

忙しかったり都合が合わなくてリアルタイムで追えないときや、ローカル番組で住んでいる環境によって自分が見れていなくても、必ずしてしまう。

これは完全に癖と化している。

「○○さんかっこいい!」「▲▲おもしろい」といった好意的な反応は勿論存在する。それを見て「そうでしょうそうでしょう」とスマホを見て無意識にニヤニヤしてしまう。

 

ただやはり推しや自担も人間であり、万人に好かれることなんてないとは知っている。

逆に万人に受け入れられているものってこの世にあるんだろうか?

だって「遠足のお菓子で持っていけば安パイ」なじゃがりこだって、苦手な人が存在する世界なんだから。(高校時代の同級生がスナック菓子全般アウトだった)

 例え推しが活躍したりオイシイ扱いを受けたとしても、「○○めちゃくちゃ鼻につく」「▲▲出しゃばってて苦手」という反応もある。

こればかりは人の価値観は千差万別なので、仕方ないこととも言える。

 

推しや自担のアンチ、本当に彼らのことを知らなさそうな人たちのツイートは、

比較的「あぁまた何か言ってるわw 良さに気付いてないのかな~」くらいの高みの見物でスクロールしている。アイドル関連はまだちょっとオタク歴が浅いのもあり、見逃せない部分はあるかもだけど。

 

しかし、個人的に一番心に刺さるのは、同じ推しのファンや同担の方がする、推しのマイナス面に対するツイートである。

愚痴垢もその一部に当てはまるかもしれない。(元々好きだったのに何らかの理由でアンチに転身したケースもあるだろうし)

「○○もっとこうした方がいいのに」「▲▲のファンだったらもっと買えよ」「だから人気出ないんだよ」

 

上記はその一例だが、もし私が検索したりTLで見てしまった場合、

「現段階の○○は頑張っているし、ファンとして満足しているのに…もっと厳しく考えなきゃダメなのかな?」

「▲▲の円盤やグッズは買っているけど…今の買う量ではファンとして失格なのかな?」

と思い込んでしまう。

元々メンタルは茶碗蒸しだし、悪い方へ悪い方へ考えてしまう。

グルグル悩んでしまい、「自分の応援スタイルは間違っているのかもしれない」「浅はかな考え方しかできていないのかもしれない」という思考になる。

極めつけは「本当のファンではないのかもしれない」と落ち込むのだ。

私は脳内お花畑オタクになりたいのに、周りを見てしまう。よくないね。

 

こういうモヤモヤを親しくしてくださるフォロワーさんにお話したことがある。

返ってきた答えは「応援の仕方に型なんてないよ」だった。

物事の捉え方は100人いれば100通り。ついつい違う見方を言われると「その見方が当たりなのかも」と判断してしまいがちだけど、それは自己肯定感の低さから来ている。

オタク活動に「こうじゃなきゃいけない」はないし、自分の形で好きなものを追い続けているならば、それが私の型。

そう答えてくださり、本当に救われた気がして、感謝しかなかった。今でも悩んだときに見返している。

 

そんな脳内お花畑オタクの自覚がある私が気を付けていること。

「推しや自担に迷惑をかけないこと」

 

最近読んだこのブログがまた面白かった。

lineblog.me

(あまりこういう記事で有名人などの名前や事柄を出したくなかったけど、とても腑に落ちたのでリンクを貼らせていただきます)

 

「ファンなら(好きな人・推しに)嫌なことをしないでしょ」

多分この言葉に尽きると思う。

脳内お花畑だから推しや自担に対するリスペクトは忘れない。

だってその人のこと大好きだもん。その人達の活躍が私の人生を明るくしている。

だからその人達の顔に泥を塗る行為はしないように、SNSなどでも、友達に推しの話をするときも気を付けている。

あくまで私の物差しでしか測れないけど、「好き」を公言してるんだからそれはね。

 

最後に、どうしても疲れてしまってモヤモヤ考えてしまう時。

推しや自担を見ましょう。円盤を鑑賞しましょう。ブロマイドでも写真集でもいいです。

敢えてTwitterなどの情報を遮断してみましょう。

推しや自担に癒されたり幸せになる。

その感情があなたの「好き」の型なのだから。

 

 

Googleで『脳内お花畑 しんどい』と検索してもなかなか自分の気持ちに似たものが出てこなくて、「ならば自分で考え整理しよう!」と思い、記事を書いた私へ。

 

私自身のお守り代わりに。