ひとりがたり

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はじめてのジャニごと 〜『コインロッカー・ベイビーズ』富山公演1日目〜

ずっとこの日を待ち望んでいた。

2月にA.B.C-ZのFCに入会して、3月に当選が決まって、6月にチケットが郵送された。半年前からずっと楽しみにしていた。

何故なら生まれて初めてのジャニーズの現場だったからだ。

 

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東京、大阪と来て、まさか富山に来るなんて思ってもみなかった。開演される直前まで何故千秋楽が富山なのかずっと不思議だった。

メンバーに所縁もない、出身の俳優さんがいるわけでもない。けれど来てくれた。何だか運命を感じたのはここだけの話。

 

一緒に行ったのは河合郁人(通称:ふみきゅん)担の母親。

(母親がふみきゅんにハマった話は下の記事で詳しく書いている)

kurinoki226.hatenablog.com

 

 

母親も私同様、ジャニーズの現場は初めてである。

二人とも相当緊張していた。失礼な話であるが、私達のジャニオタのイメージは、ピンクのフリフリが似合いそうな女の子がゴロゴロいるイメージだった。とてもカジュアルな服装が似合わない現場だと思い、自分たちの恥ずかしくない服を精一杯選んだ。

でもそれはいい意味で裏切られた。勿論そういう子もいたが、私の母より上の年代だと思われる方、制服を着た中学生、サブカルな服装の個性的な女の子。更には奥様に連れてこられたであろう旦那様、お母さんと手を繋ぐちっちゃい子までいた。こういう幅広さがA.B.C-Zの強みだと実感した。

会場は富山県内でも最大級のキャパを誇るオーバードホール。座席を見渡す限り人、人、人。上の階の座席は見えなかったけど人の出入りがあった。嬉しさが高まる。

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ドキドキを隠せないまま開演。

今回は橋本良亮くん(通称:はっしー)がキク役、河合郁人くんがハシ役の回だった。このパターンの千秋楽という形である。

 

あらすじはこちら↓

www.parco-play.com

(なお私は原作未読で観劇したため、抽象的なシーンは理解するのに若干の時間がかかった。多分原作を読んだ方が分かりやすかったと思う。というか原作は傑作らしいので読むべきな気がしてきた)

 

幼い頃に聞いた“音”を探すため歌手を目指し、上京するハシと、彼を探すために義母と東京へ来たキク。

どちらかと言えば、ハシは居場所をずーっと求めてる感じで、キクはどこか周りを達観してる印象を受けた。

どこか幼稚なハシを演じるふみきゅんは無邪気で無垢だった。甘えるような仕草から妖艶な姿まで素敵だった。

大人びたキクは、たまに癇癪を起こす。その激昂シーンのはっしーはこちらが鳥肌が立つほどカッコよかった。

 

ここからは個人的ツボをつらつらと。

ハシの設定上、パンツ一丁になるふみきゅんのなんと華奢な身体つき(ただの変態)。黒いバスローブが似合っていた。

はっしーと、相手役のアネモネ役の山下リオさんのキスシーンがとても情熱的。キスシーン以外にも、アネモネの頬っぺたを摘むシーンは、はっしーの爆イケな部分がムンムン。

精神的に狂っていくハシのパニックに陥るシーンの演じ方。「止めろ、止めろ!!!」とムチを振るうシーンは見もの。

座席の関係上、母の隣をはっしーが走っていった。通っていくだけなのに橋本良亮めっちゃイケメンってことが伝わった。母親も大層喜んでいた。

 

幕間に母親と話していたことがあった。

「アイドルが主演する舞台ってなーんかお遊戯レベルなものもあったりするけど、これはガチやね」

内容も近未来的で、どこか難しく、真剣で重いストーリー。しかも音楽劇だって言うんだから、演技のみならず歌も歌わなくてはいけない。そんな重圧を二人は真剣に演じていた。目の前にハシとキクが存在しているかのように。

こんな大きな舞台で、こんな大きな役を演じている二人が本当にキラキラして見えた。歌声も透き通るように綺麗で、ハシとキクとアネモネの合唱も美しいハーモニーを奏でていた。

とにかく圧倒された。その一言に尽きる。

 

カーテンコールで最後階段から降りてくる二人を拍手で迎えることが出来たのが本当に嬉しかった。富山に来てくれて、この演目と真剣に向き合ってくれてありがとう。

初めてのジャニごとはとても新鮮だった。初めてのことだらけで戸惑った。けれど、それよりも感動の方が優った気がする。これからも伸び代しかないA.B.C-Zを応援していきたいと心に誓った。

 

最後に余談ではあるが、最後のカーテンコールで捌けるときにはっしーが客席に向かって投げキッスをした。喉風邪を引いていた母親は黄色い声を上げてしまい、また喉を痛めた。責任を取れとは言わないけど、こんなことしちゃう最年少可愛すぎる。